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覚えて納得!これがFX投資のツボ

FX投資家必見の各国通貨分析方法
各国通貨の特徴を把握して売買を
FXの"主役"は米ドルだ。そして"準主役"はユーロだろう。しかし最近は、それ意外の通貨で取引をする投資家も増えている。では、どの通貨にどういった特徴があるのかを考えてみよう。
金利差を狙う高金利通貨
キャリートレードで、いかに金利差を狙う場合、豪ドルのほかに、南アフリカランドを売買する投資家が少なくない。確かに南アフリカランドの金利は高く、5月4日現在で円との金利差は9%台となっている。これはユーロの3.7%、豪ドルの6.7%と比べても相当に高いと言えるだろう。ただし、南アフリカランドは、政治的に不安定な面もある。また売買が他通貨ペアに比べて少ないので、売り買いのスプレッドが比較的に大きいので、金利差をスプレッドで埋めるには約23日必要な計算となる。一方で、南アフリカ共和国は貴金属の産出国なので貴金属相場の影響を受けるという特徴もある。 また、スイスフランは、有事に強く、安定した相場を形成しているが、金利が低いため、円とのキャリートレードに向いていないと言われている。例えば、スイスフランを売って高金利通貨を買えば、その金利差が入る。このように、他通貨同士のキャリートレードでもできることを知っておこう。
米ドル以外の通貨の特徴

短期売買に向いている通貨の条件は、取引量が安定していて、相場の変化が大きいことだろう。そう考えると、まず取引量が安定していることから、やはり、米ドルがその主流となりやすい。

米国経済は、常に世界の注目の的であり、いったん動き出せば、激しくなる傾向がある。特に最近は、サブプライムローン問題や大統領選挙後の米国政府やFRBの景気刺激策などで米国、米ドルの行方が注目されている。この他にも経済指標の発表が多く、相場を動かす材料が豊富であることも、人気の一因だろう。また、取引量が少ない通貨の場合、前述したスプレッドも大きくなり、取引コスト上からも短期売買に向かないことになる。

同じドル圏だが、米ドルほどサブプライムローン問題が直撃せず、資源・原油の高騰をメリットにできる、という面からは、豪ドルやカナダドルも売買しやすい通貨だと言える。また、相場の変化が大きいという面からは、英ポンドは、対円で200円台という、絶対的に高い価格がついている。その分、価格の流動性が高く、短期売買の差益も出やすい。もちろん、その反面損失を被った場合も大きいことを覚悟しなくてはならない。

この英ポンドを対象とした場合、より大きな変化率をもとめるのであれば、対米ドルでの通貨ペアを売買することよりも考えられる。前述したように、FXでは、外貨同士の売り買いのポジションを取ることができる。このように、「米ドルを売って、英ポンドを買う」というような例もそれにあたる。英ポンドと米ドルの売買は、取引量も多い。

もう一つ、ユーロを英ポンドとペアにすることも考えられる。これは、どちらかと言えば、ボックス圏の動きを捉え、一定のレンジで英ポンドが上がったら売り、下がったら買う、というような取引だ。このように欧州圏の外貨同士の通貨ペアで積極的に売買差益を狙っていく方法もある。
自身の投資方針に合う通貨を
短期売買を狙うなら米ドル、ポンドが絡んだ通貨ペア(ドル/円、ポンド/円、ポンド/ドル、ユーロ/ポンド)を。これらの通貨は流動性が大きいため、スプレッドが大きくひらくことは滅多にないため、売買チャンスを逃す心配は少ない。またスワップ金利による金利差収益を狙うなら、安定した豪ドル、NZドルと低金利通貨が絡んだ通貨ペア(豪ドル/円、NZドル/円、豪ドル/スイスフラン、NZ/ドルスイスフラン)がいいだろう。多少リスクをとっても金利が欲しい人は、ランド円、トルコリラ円がある。自身の投資方針にあった通貨ペア選びが何よりも重要である。

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